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[mhc:00816] Re: ruby



乃村です。

On Tue, 25 Jul 2000 19:46:34 +0900 (JST),
	Sawada Toyonobu <non@xxxxxxxxxxxx> said:

> 澤田です。	Tue Jul 25 19:34:01 2000
> すみません、教えて欲しいのですが。
> 1. gemcal を動かすとき
> 2. palm と連携するとき
> それぞれ何が必要で、どうやってインストールするか
> 書いてあるところはないでしょうか。

palm との連携に関しては、CVS で current を持って来ると、
00readme.w32.jis というファイルが入っています。
後ろに付けますね。

# CVS だけに頼るのはよくないですね。
# もうちょっと細目に current から tar ball を作るようにします。
--
nom

* はじめに

この文書は Windows 9X/NT/2000 で mhc2palm と palm2mhc を動かす手
順をまとめたものです。

ここでは、次の2種類の方法を紹介します。
O バイナリパッケージを利用する方法
O ソースからコンパイルする方法

前者は、簡単ですので、とにかく mhc2palm と palm2mhc を使ってみた
い人にお勧めです。一方、後者は、UNIX 系のツールの知識が必要であり、
やや上級者向けです。

* バイナリパッケージを利用する方法

ここでは、コンパイル済みのバイナリパッケージを利用して、環境を構
築する方法を説明します。

** ruby のインストール

mhc2palm と palm2mhc は Ruby スクリプトなので、実行するには ruby 
の実行環境が必要です。

ftp://ftp.netlab.co.jp/pub/lang/ruby/pc/
から cygwin 版のバイナリパッケージを入手します。2000/07/10現在の
最新版は、rbcw145.zip(ruby-1.4.5)です。2, 3番目の文字が、cygwin 
版であることを示しています。

パッケージを展開後、パスを通します。C:\rbcw145 に展開する場合には、
次のように設定します。以降、このディレクトリに ruby をインストー
ルしたものとして説明します。

Windows 9X の場合:
C:\autoexec.bat に次の設定を加えます。
set PATH=C:\rbcw145;%PATH%

Windows 2000/NT の場合:
「コントロールパネル」→「システム」→「環境」で、環境変数 Path 
に C:\rbcw145 を追加します。

** cygwin1.dll のインストール

前述の ruby を実行するには、cygwin1.dll が必要です。下記の場所か
ら cygwin-1.1.X.tar.gz を入手して、この中に含まれる cygwin1.dll 
を C:\rbcw145 にコピーします。
ftp://ftp.u-aizu.ac.jp/pub/gnu/gnu-win32/latest/cygwin/
ftp://ring.aist.go.jp/archives/pc/gnu-win32/latest/cygwin/

別の入手方法もあります。
http://sourceware.cygnus.com/cygwin/snapshots/
で配布される、snapshot を利用する方法です。cygwin1-日付.dll.bz2 
というファイルを入手して、伸張します。そして、cygwin1.dll とファ
イル名を変更して、C:\rbcw145 にコピーします。ただし、bz2 形式のファ
イルを伸張するツールが必要となります。

** mhc_pilib.dll のインストール

ruby から Palm にアクセスするためのライブラリ mhc_pilib.dll を
http://www.quickhack.net/mhc/arc/distfiles/
から入手して、C:\rbcw145\lib にコピーします。

** ruby 拡張ライブラリのインストール

MHC の ruby-ext/lib に含まれる ruby スクリプト(拡張子が .rb)を 
C:\rbcw145\lib にコピーします。

** mhc2palm, palm2mhc のインストール

MHC に含まれる mhc2palm と palm2mhc を(ついでに、adb2mhc, gemcal,
mhc-sync, today も)を適当なディレクトリにコピーします。ここでは、
C:\mhc にコピーすることにします。

以上で、mhc2palm と palm2mhc が利用できるようになります。

** mhc2palm, palm2mhc の利用方法

mhc2palm, palm2mhc は、DOS プロンプト、または、コマンドプロンプト
から実行します。次の点に注意してください。

・-d オプションで指定するデバイスファイルは、com1, com2 のような
  形式で指定します。
・ruby スクリプトを直接コマンドラインからは実行できません(注)。そ
  のため、ruby を明示的に実行して、実行したいスクリプトをコマンドラ
  インオプションとして指定します。
・mhc2palm と palm2mhc を実行する場合には、事前に、HotSync マネー
  ジャを停止しておく必要があります。

注)後述する Cygwin に含まれる、sh.exe や bash.exe を使えば、ruby 
   スクリプトを直接コマンドラインから実行できます。

Palm のクレイドルがシリアルポートの1番(com1)に接続されている場合
の、mhc2palm の使用例を次に示します。なお、詳しい利用方法は、
00usage.jis を参照してください。

$ ruby C:\mhc\mhc2palm -i -d com1

* ソースからコンパイルする方法

ここでは、必要なツール類をソースからコンパイルする方法を説明しま
す。Unix 系のツールの知識が必要となります。

** Cygwin のインストール

まず、各種ツールをコンパイルするために、Cygwin をインストールしま
す。これ以降、Cygwin 1.1.X がインストールしてあることを前提として
説明します。なお、Cygwin 20.1b でも問題なく動きます。ただし、不具
合対策のため、cygwin1.dll を最近のものに置き換える必要があります。

Cygwin 1.1.X のインストール方法は、早田さんの Web ページ
http://matsu-www.is.titech.ac.jp/~sohda/cygwin/cygwin11.html
を参考にしてください。

また、Cygwin の詳細な情報は、藤枝さんの Web ページ
http://www.jaist.ac.jp/~fujieda/cygwin/
からも入手できます。

以下、Cygwin の sh.exe または bash.exe をシェルとして利用するもの
として説明します。

** ruby のインストール

mhc2palm/palm2mhc は Ruby スクリプトなので、実行のためには ruby 
の実行環境が必要です。ここでは、後述する ruby 拡張ライブラリのイ
ンストールのために、バイナリ配布を使わずに、ソースからビルドしま
す。

なお、cygwin 1.1.X では、ruby-1.4.5 以降の版しかコンパイルできま
せん。
http://www.ruby-lang.org/ja/download.html
から ruby-1.4.5 以降の版を入手してください。

アーカイブ展開後のコンパイル手順は下記のとおりです。

$ ./configure --enable-shared
$ make
$ make test (=> test succeeded)
$ make install

** pilot-link のインストール

pilot-link に含まれる libpisock が、Palm と連携するために必要とな
ります。

pilot-link 0.9.3 は、例えば、下記の場所から入手可能です。
ftp://ryeham.ee.ryerson.ca/pub/PalmOS/ (最近アクセスできない?)
ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/distfiles/
http://www.quickhack.net/mhc/arc/distfiles/

次に、アーカイブ展開後のコンパイル手順を示します。パッチファイル 
pilot-link.0.9.3.cygwin1.1.diff は、
http://www.quickhack.net/mhc/arc/distfiles/
から入手できます。

$ patch -p1 < pilot-link.0.9.3.cygwin1.1.diff
$ ./configure
$ make
$ make test (=> OK)
$ make install

なお、Cygwin 20.1b を使う場合には、上記のパッチの代わりに、
pilot-link.0.9.3.cygwin20.1b.diff を使ってください。このパッチは、
http://www.quickhack.net/mhc/arc/distfiles/
から入手できます。

** ruby 拡張ライブラリのインストール

ruby から libpisock を呼び出すための拡張ライブラリをインストールしま
す。このライブラリは、MHC に含まれています。

まず、ruby-ext/extconf.rb の下記の部分を修正します。

修正前:
$LDFLAGS    = "-L/usr/local/pilot/lib"
$CFLAGS     = "-I/usr/local/pilot/include"

修正後:
$LDFLAGS    = "-L/usr/local/lib"
$CFLAGS     = "-I/usr/local/include"

修正後のインストール手順は下記のとおりです。

$ cd mhcの展開場所/ruby-ext
$ ruby ./extconf.rb
$ make
$ make install

** mhc2palm, palm2mhc のインストール

MHC に含まれる mhc2palm と palm2mhc を (ついでに、adb2mhc, gemcal,
mhc-sync, today も)パスが通ったところにコピーします。例えば、
/usr/local/bin にコピーする手順は次の通りです。

$ cp adb2mhc gemcal mhc-sync mhc2palm palm2mhc today /usr/local/bin

以上で、mhc2palm と palm2mhc が利用できるようになります。

** mhc2palm, palm2mhc の利用方法

mhc2palm, palm2mhc は、sh.exe や bash.exe などのシェルから実行し
ます。次の点に注意してください。

・-d オプションで指定するデバイスファイルは、com1, com2 のような
  形式で指定します。
・mhc2palm と palm2mhc を実行する場合には、事前に、HotSync マネー
  ジャを停止しておく必要があります。

Palm のクレイドルがシリアルポートの1番(com1)に接続されている場合
の、mhc2palm の使用例を次に示します。なお、詳しい利用方法は、
00usage.jis を参照してください。

$ mhc2palm -i -d com1

Local variables:
mode:outline
fill-column:65
End: